院長挨拶
神戸徳洲会病院は開設より35年以上たち、令和7年2月に新築移転を控えております。
令和4年9月1日より院長に赴任しました。私は平成2年に金沢大学医学部卒業後、岸和田徳洲会病院で約20年間、その後高砂西部病院で10年間勤務してまいりました。
救急医療・一般外科を中心に、できるだけ機動性のある診療を心がけております。
前任の冨田院長補佐とともに新築移転の準備を本格化させています。
救急件数は年間3,000件ペースとなっていますが、それを新病院まで4,000件にもっていき平行して各診療科の充実をはかっていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
2022年9月1日
神戸徳洲会病院 院長

院長補佐挨拶
9月1日より院長補佐となりました。外科は6人体制となり、外科全般とくに胸部腹部外科・消化器外科範囲においては、十分な体制が整ったと思います。外科領域ではここ数年胸腔鏡・腹腔鏡手術が主体となってきています。当院でも緊急手術を含めて9割以上が腹腔鏡手術となってきており、私を含む二人の日本内視鏡外科学会・技術認定医により手術の質を上げていくことを目標としています。鼠径ヘルニアは前任地においても多くの症例を手がけさせていただきましたが、当院においては鼠径ヘルニア・専門外来を立ち上げ腹腔鏡手術を主体とした専門的治療に取り組める状況になり、近隣からのご紹介も徐々にいただけるようになってきました。
神戸徳洲会病院は、1986年に設立され一つの民間病院として地域医療の一端を担ってきましたが、2025年2月に垂水駅近くの神戸市の土地をお借りすることで新築移転の予定となっています。垂水区には約20万人の人口がありますが、駅前の利便性の高い場所に移転することで電車や車による交通の便はより改善が期待されます。神戸市よりご提案いただいた産科/小児科の再開においては、それぞれの科で三人ずつの常勤スタッフが確保され、地域病院でのお産の再開も果たすことができました。垂水区は、神戸市の中でも若年層人口が比較的多く、出生率も神戸市の中でもっとも多い地区でもあります。その一方で、ご高齢の患者様も人口も他の都市と同様に増えており当院の入院患者様においても80歳代後半、90歳代の患者様が少なくない状況でもあります。神戸徳洲会病院の理念/基本方針におきましては、「赤ちゃんから大人まで愛される医療機関として地域の発展に貢献します。」という方針を掲げ、まさに子供からお年寄りまでどのような患者様でも受け入れられる地域の総合病院を目指していきます。
徳洲会グループは来年に創業から50年を迎えますが、創業より一貫して断らない救急医療を目指して努力してまいりました。2020年に始まったコロナ禍においては、日本全国のみならず、全世界的に救急医療にとっては大きなチャレンジになったと思います。反省点は多くあり課題は山積していますが、コロナ診療において役割を果たすことが難しかった民間病院グループの中でも、特に多くの患者を受け入れ役割を果たすことができたと考えています。これからもチャレンジをつづけ、次世代につながる地域から信頼される病院を創っていきたいと思います。どうかよろしくお願いします。
2022年9月1日
神戸徳洲会病院 外科
