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冨田雅史 神戸徳洲会病院 院長
1973年東京都出身。
2000年和歌山県立医科大学卒業後、岸和田徳洲会病院。
2014年同院外科部長に就任。
2020年4月から神戸徳洲会病院の院長に着任。

私の専門


私の専門は、外科・内視鏡治療です。胸腹部の手術一般をおこないます。
得意分野は大腸癌をはじめとする消化管癌、急性腹膜症緊急手術、鼠径ヘルニア手術です。
救急病院では大腸癌の約10%程度は閉塞の状態で受診され、状況により人工肛門増設をともなう緊急手術となることがありますが、
大腸内視鏡により大腸ステントを挿入して減圧後に腹腔鏡手術をおこなう治療にも積極的に取り組んでいます。

鼠径ヘルニア


「午後手術、翌日退院」「日帰り入院」の選択


院長とあわせて鼠径ヘルニアの専門外来を担当し、おもに腹腔鏡手術をおこないます。
腹腔鏡鼠径ヘルニア手術の経験症例数は500症例を超え、安定した成績を残せています。
多くの患者さまは日帰り入院、または午後に手術し1泊入院の短期滞在が可能です。
手術方法は2つあり、腹腔鏡手術と鼠径部切開法です。
まず、腹腔鏡手術では術直後の痛みが少なく、長期の慢性的な不快感なども少ないため、仕事への復帰も早いというメリットがあります。
一方、腹部手術を繰り返している方、出血傾向をお持ちの方、あるいは全身麻酔が困難なご高齢の患者さまには、鼠径部切開法は安全に施行でき術後の満足度も高い治療を提供できます。
このように、鼠径ヘルニア診療については経験値を活かし、他院で手術を受けられた患者さんもご相談いただけたらと思います。

内視鏡治療


大腸癌をはじめとする消化管癌、急性腹症緊急手術を専門としています。
大腸癌の約10%は腸閉塞の状態で受診されます。多くは癌の告知という心理的負担に加えて、人工肛門造設を余儀なくされる緊急開腹手術を行うことになります。しかし、内視鏡で大腸ステントを挿入し腸の閉塞を解除することで、手術に対し十分な準備を整え腹腔鏡手術で癌の切除を行えます。結果的に人工肛門も避けられる、このような大腸ステント治療法にも、積極的に取り組んでいきます。

内視鏡センター


2020年内のスタートを目指し、内視鏡センターを整備中です。
岸和田徳洲会病院の消化器内科と連携して、早期癌の低侵襲治療(ESD)・胆道系内視鏡治療もできる施設を考えています。
また、内視鏡センターでは、内科と外科の垣根を超えた大腸ステント治療も積極的におこなっていく予定です。

新病院への移転


垂水駅北側の垂水養護学校・垂水体育館用跡地に産科・小児科救急を含む急性期医療を担う病院として神戸市の中核的医療機関整備事業に参加しています。令和7年の開院を目指し、産科・小児科救急を含めた救急機能を待つ急性期病院として大きく飛躍します。

神戸市中核的医療機関整備事業




冨田新院長の挨拶


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