zoom医療講演「動脈硬化とその合併症」


【講師】神戸徳洲会病院 事務長/放射線技師 三木田憲一

【開催日時】2021年10月15日15:00〜16:00(講演30分+質疑応答)

【概要】
動脈硬化症とは文字どおり動脈が硬くなることです。
動脈が硬くなると血管の内側がもろくなって粥腫(血管の内膜面にコレステロールが沈着して塊となっている状態)ができ、血管の中が狭くなったり、詰まったり、粥腫がはがれて血液中をただよい血管を詰まらせたりします。
古い水道管が汚れて詰まったり、さびて剥がれるのと同じ状態です。
血管の内側が狭くなると必要な栄養や酸素が行き渡らず、臓器や組織が正しく機能しなくなります。さらに血管が詰まると臓器や組織に血液が流れず、壊死してしまうこともあります。また動脈が硬くなることで、血管はもろくなり破れやすくもなります。
動脈硬化症が進行し、血管が狭くなったり詰まったりすることで、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、下肢閉塞性動脈硬化症などを引き起こします。
血管が破れると、クモ膜下出血など脳出血の危険もあります。
たかが動脈硬化とあなどってはいけません。死につながる恐ろしい症状を引き起こす危険を抱えているのです。