フレイル(虚弱)とは?


フレイルとは、加齢に伴い身体の予備能力が低下し、健康障害を起こしやすくなった「介護が必要となる前の段階」を指します。
また、加齢や疾患により筋肉量の減少や、疲労感や活力の低下などもフレイルの一員と考えられています。

こんなことありませんか?


・体重が減った(例:1年に4~5kg)
・疲れやすくなった
・筋力の低下(例:階段を昇るのがつらい)
・歩くのが遅くなった(例:青信号で渡り切れない)
・活動性の低下(例:最近家から出られない)

一方的に要介護へ進行していくのではなく、悪循環が要因です。フレイルを予防し健康な状態に近づけば回復が見込めるため、予防が必要です。




フレイルを予防するためには




しっかりと栄養をとり、自立して体を動かすことが活力源になります!
コロナ以前とコロナ禍での日常を比較したある研究では、食料品の買い出しの頻度が約3割減ったのに対して、
9割以上の方が「1日の食事量と回数が変わっていない」というデータが出たそうです。
つまり、コロナ禍で食事内容が変わった可能性があります。

1日3食バランスの良い食事


■主食(ご飯、パン、麺)
 …エネルギーの源になる。
■主菜(肉、魚、卵、大豆製品)
 …筋肉など体を作る
■副菜(野菜、キノコ、海藻)
 …体調を整える

タンパク質を十分摂取




カルシウム、ビタミンⅮ、ビタミンK/h4>



ビタミンは丈夫な骨作りに必要な材料で、筋肉の合成を促します。
また、日光浴は体内にビタミンⅮを合成しますので日常生活に意識して取り入れてみてください。

今回紹介するレシピは・・・


コロナ禍で外出を控えて、買い物の頻度を減らしている方もいらっしゃるのでないでしょうか?肉や魚などの生鮮食品は日持ちがしにくいため、体を動かす機会が減り、買い控えたりすることがあるかもしれません。
しかし、外出自粛が続いたことによる「コロナフレイル」にならないためには、しっかりと食事を摂るだけでなく、肉、魚、卵、大豆・大豆製品等に含まれるたんぱく質も積極的に摂ることが重要です。

さんま蒲焼き缶


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骨ごとやわらかく調理された「さんまの蒲焼き缶」は、タンパク質だけでなく、カルシウムやビタミンDも一緒に摂れて一石二鳥です。忙しくて時間がない場合でも、缶汁を使用することで、味付けの手間を減らせます。
最後は彩りとしてビタミンKを含む大葉をのせて完成です。

レシピ


●ご飯・・・150g
●さんまの蒲焼き缶・・・90ℊ
●玉ねぎ・・・50ℊ
●おろし生姜・・・1.5ℊ
●卵・・・1個
●水・・・大さじ2
●酒・・・大さじ1
●大葉・・・1枚

作り方


①玉ねぎは薄切り、大葉は千切りにします。
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②鍋に「さんまの蒲焼き缶」の缶汁、水、酒、おろし生姜、たまねぎを入れます。
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③玉ねぎに火が通ったら、「さんまの蒲焼き缶」の身と溶き卵を入れ、ふたをして卵に火を通します。
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④茶碗にご飯を装い、③と大葉をのせたら完成です!