心理学者のアンジェラダックワースによれば、人生で成功するために重要なのは才能や知能指数ではなくて、grit(グリット=やり抜く力)とのことです。
ダックワースはスタンフォード大学の若手心理学教授でgrit 研究の第一人者となりましたが、もちろん新進気鋭の若手だけに実験心理学も含めて最新のエビデンスを集積して科学的知識としてgrit を研究しています。
grit は非常に日本語に訳しにくい言葉と思いますが、辞書的には「根性」とか「ガッツ」と言う訳語が当てられており、このほうが本来の語感に近いかも知れません。エジソンの「1%の才能、99%の努力」を持ち出すまでもありませんが、21 世紀になってもやっぱり大事なのは「やり抜く根性」ということのようです。彼女は天才を「自分の全存在をかけてたゆまぬ努力によって卓越性を究めること」と定義しましたが、その覚悟さえあれば誰でも天才になれると言っています。僕もあきらめずに頑張ってみたいと思います。誰でも「天才」になれる

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神戸徳洲会病院 院長 冨田 雅史