子供の頃に訪れて以来数十年ぶりに足を運ぶようになった垂水区の図書館。今では週末の習慣になりました。

垂水区だけでなく、神戸市全体の図書館から蔵書を取り寄せでき、新しく出版されたものも比較的早くから取り扱っているのを最近まで知りませんでした。いつも本を購入しては熱意が続かず途中で断念したり、興味はあるけど買うのに悩んで読まなかったり、読んだものの手元に置くには今一つでがっかりすることもありましたが、図書館で借りれば、2週間の期限(次の予約なければ延長も可)が程よく、読んでみてこれはおもしろいと思えば購入して本棚に気に入った本だけを並べることができます。さらには、子供たちが興味のある本も躊躇なくいろいろ試すことができ、図書館のおかげで子供たちにもたくさんの本に触れることができました。今では、図書館から何を借りてきたのかを楽しみにしてくれています。

ちなみに子供が本を好きになってもらうには、親が読んでいる姿をみるのが良いそうです。最近は電子図書も増えていますが、タブレットや携帯だと本を読んでいるのかどうか伝わりにくいかもしれませんね。喜多川泰さんの「書斎の鍵」では、本を読む素晴らしさを物語も交えて伝えてくれています。ぜひ、図書館で借りてみてください。

垂水区の図書館も数年後にリニューアルを控えているそうです。蔵書の数も増え、見た目もかなりおしゃれになるのだとか。私も楽しみですが、子供たちが喜んではしゃぐのを見るのも楽しみです。また、皆さんも一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


このコラムを書いた人


神戸徳洲会病院
リハビリテーション科責任者 寺尾 昌之