「病院裏の駐輪場に猫が子供を産んでいるらしい。」
お昼休みに見に行ってみると、確かにいた。フェンス越しに横たわり、子猫が日向ぼっこをしている。警戒心が薄いのか、眠ったままこちらを気にも留めない。母猫は子猫のそばで、こっちの様子を不安そうに伺っている。いまにも草むらに逃げだしそうな雰囲気だ。

そういえば何年か前にも同じようなことがあった。その当時の猫好きの事務長と捕獲作戦を決行したことを今でも思い出します…。
今回も、子猫は猫好きの職員が引き取ることになったそうです。


地域には「飼い主のいない猫でも、生きているのだから何とかしたい」と思う人と「飼い主のいない猫は迷惑だ」と思う人が混在しています。
その中で猫と地域の共生を目指して、「地域猫活動」を進める取り組みが増えてきているそうです。1)
「地域猫活動」の主な活動とは、野良猫の不妊去勢手術や適切な餌やり・トイレの世話などを行い、その地域で暮らす一代限りの命を見守っていく取り組みです。2)
自治体によって、このような活動は様々ですが、神戸市は条例に基づいて「神戸市人と猫との共生推進協議会」により地域猫活動を支援しています。


猫を飼っている僕にとって、猫は癒しです。3)
人と猫が共生できる街は最高ですね。いつの日か、地域猫活動に参加してみたいと思います。

皆さんもご一緒にいかがですか?


1)https://jspca.or.jp/localcat.html
2)https://www.city.kobe.lg.jp/a84140/kenko/health/hygiene/animal/h0495-2.html
3)




このコラムを書いた人


神戸徳洲会病院
放射線科責任者 石原 知典