ヨーグルトには、乳酸菌、ビフィズス菌、ガセリ菌などさまざまな種類のものがあります。
今回は、普段からよく目にするヨーグルトの中から、それぞれの菌の効果について、いくつか紹介します。

ヨーグルトの種類と効果


商品ごとの菌の種類と効果を紹介します。

明治プロビオヨーグルトLG21


LG21は胃で働く乳酸菌と言われ、胃酸に強く胃の中でも増殖可能です。
殺菌作用があり、ピロリ菌を抑制する効果があります。

明治ヨーグルトR-1


R-1は、強さを引き出す乳酸菌です。
ナチュラルキラー細胞を活性化させる効果があります。
つまり、免疫力を高めることができます。

ダノン ビオヨーグルト(BE80菌)


BE80菌は、胃酸に強く、生きて腸まで届きます。
腸に蓄えておくことはできないため、続けて食べることが大事です。

恵ガセリ菌SP株ヨーグルト


内臓脂肪を減らすのを助ける働きがあります。
ガセリ菌は、小腸にとどまり免疫細胞に刺激を与えるため、免疫力を高めます。

ビヒダス ヨーグルトBB536


ビフィズス菌BB536は、生きたまま大腸に届きます。
便秘や下痢の整腸作用に効果があります。
少量30gでも継続摂取することで効果が期待できます。

特徴を知って、自分に合ったヨーグルトを選びましょう


ヨーグルトには、乳酸菌やビフィズス菌などさまざま種類と効果があります。
特徴を知って自分に合ったヨーグルトを選びましょう。
また、2週間継続して食べて、便の調子や肌の調子を確認し、自分に合ったヨーグルトを見つけてみてください。

関連する記事


腸内環境を整えて、健康な体つくり
腸内細菌の種類と善玉菌を増やす食品選びについて紹介しています。
腸内環境を良くする食のポイント!
腸内フローラの説明と2種類の食物繊維について紹介しています。

この記事を書いた人


神戸徳洲会病院 栄養科
食事の観点からいろんな情報を提供していきます。
編集者 岡大徳

当院では栄養指導をおこなっています


外来、入院ともに医師の指示にもとづき、個別に栄養指導をおこなっています。
栄養指導は管理栄養士が担当し、時間は30分程度です。
生活習慣病のかたや、医師が栄養(食事)指導を必要とするかたを対象におこなっています。
糖尿病、腎臓病、高血圧、脂質異常症、肥満症など、さまざまな疾患に対し、管理栄養士が日常生活や食習慣に合わせた内容でお話します。
お気軽に医師にご相談ください。
栄養科のページはこちら

栄養通信を紙でほしいかたへ


「ヨーグルトの菌の種類と違いは?~特徴を知って自分に合ったヨーグルトを選びましょう~」は、第25号 2018.9.3 栄養通信に掲載されています。
最新版の栄養通信がほしい方は神戸徳洲会病院1階ロビーで