入職して6か月が経過し、この6か月は自分の中でも一瞬の出来事でした。
入職当初は社会人としても1年目であり、当院の仕組みが右も左もわからない状態でした。
言語聴覚士として、言葉や嚥下面などにアプローチすることは理解しているつもりでした。ですが、実際は嚥下面に対するアプローチが圧倒的に多いことに衝撃を覚えました。中でも、口腔ケアはとても重要であることにも気が付けませんでした。先輩方が介入している姿を拝見し、自分でもできると思い込み実際行うと、まず口を開けることすらできず患者様に迷惑をかけてしまいました。なぜ、自分ができず先輩方ができるのかわからず、時間だけが過ぎていく日々でした。先輩方に自分の接し方がかえって患者様に緊張を与えてしまうと指導していただき、その後接し方を変えるだけで30分以上かかっていた口腔ケアが20分以内で行えるようになりました。
まだまだ社会人として、言語聴覚士として未熟なところばかりですが、残りの研修期間で更に患者様に寄り添えるよう、日々過ごしていきたいと思います。