「風邪」とは、病名ではなく、病原体の感染によって上気道(鼻や喉)が炎症を起こす、さまざまな症状の総称です。
風邪の原因はほとんどがウィルスです。
一度風邪になっても、また風邪を引いてしまうのは、原因となるウィルスの種類が200以上もあるからです。
そこで、今回は風邪のときの食事のポイントと、おすすめ食材を紹介します。

風邪のときの食事のポイント


風邪のときは基礎代謝が高まるため、寝ているだけでもエネルギーを消費してしまいます。
十分なエネルギーを確保するようにしましょう。
抵抗力や免疫力を高めるタンパク質やビタミンC群、B群。
粘膜を保護するビタミンAもしっかりと摂りましょう。
そして、十分な水分補給。
また、食欲がないときは食べやすい果物やゼリー、アイスなどでエネルギーを摂取しましょう。

おすすめ食材


風邪のときにおすすめの食材を4つ紹介します。

たまご


良質なタンパク質や脂質、ビタミン、ミネラルがバランス良く含まれています。
1日1個を目安に摂りましょう。
ただし、調理のときは生で食べないように加熱して食べるようにしてください。

しょうが


新陳代謝を高め、体温を上昇させます。
おろししょうがとはちみつをお湯割りにして飲むと、しょうがで体が温まりはちみつで喉の痛みが緩和されます。

はちみつを食べるときの注意!


1歳未満の赤ちゃんがはちみつを食べることによって、乳児ボツリヌスにかかることがあります。
そのため、はちみつを赤ちゃんに与えるときは1歳を過ぎてからにしましょう。

ほうれん草


ビタミンCが豊富。ビタミンA も摂取できます。
加熱調理するときは、火が通りやすいため、茎を少し長めに加熱してください。
茹でる場合は、よく沸騰したお湯で茎も含めて1分程度茹でてください。

ねぎ


ねぎに含まれる硫化アリルには、殺菌効果があります。
古くから「風邪にはねぎ」と知られているのはここからきています。
また、血行を促進する効果もあり、冷えの解消も期待できます。

風邪のときは普段よりも栄養をよく摂りましょう


風邪のときは、基礎代謝が高くなり、普段よりもエネルギーを消耗します。
紹介したおすすめ食材などで、十分に栄養を摂りましょう。

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