食中毒は、飲食店での食事だけでなく家庭の食事でも発生します。
また、発生する危険性がたくさん潜んでいます。
今回は厚生労働省が情報提供している「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」を紹介します。

家庭でできる食中毒予防の6つのポイント


食中毒予防の三原則は「付けない、増やさない、やっつける」です。
家庭でできる食中毒予防の6つのポイントは、この三原則からできています。
具体的なポイント6つを紹介します。

ポイント1 食品の購入


・消費期限などの表示をチェック
・肉、魚はそれぞれ分けて包む
・寄り道しないでまっすぐ帰る

ポイント2 家庭での保存


・帰ったらすぐ冷蔵庫へ
・冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に維持

ポイント3 下準備


・こまめに手を洗う
・タオルやふきんは清潔に
・肉、魚は生で食べるものから離す

ポイント4 調理


・加熱は十分に
めやすは中心部分の温度が75℃で1分以上

ポイント5 食事


・食事の前に手を洗う
・長時間室温に放置しない
・盛りつけは清潔な食器に

ポイント6 残った食品


・時間が経ちすぎたり、ちょっとでも怪しいと思ったら捨てる
・早く冷えるように小分けにする

食中毒予防の6つのポイントを意識しよう


家庭でできる食中毒予防のポイントを6つ紹介しました。
食中毒は飲食店だけでなく、家庭でも発生する可能性があります。
6つのポイントを意識して、食中毒を予防しましょう。

出典:厚生労働省ホームページ「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」(https://www.mhlw.go.jp/www1/houdou/0903/h0331-1.html)を加工して作成

関連する記事


食中毒にご用心!
食中毒予防の3原則にそって、食中毒の予防の台所術を紹介しています。
食中毒を予防しよう! 家庭での保存の注意点
食中毒を予防するための保存方法を冷蔵庫や冷凍庫を中心に紹介しています。
お肉はよく焼いて食べよう
お肉を食べて食中毒にならないための方法を紹介しています。

この記事を書いた人


神戸徳洲会病院 栄養科
食事の観点からいろんな情報を提供していきます。
編集者 岡大徳

当院では栄養指導をおこなっています


外来、入院ともに医師の指示にもとづき、個別に栄養指導をおこなっています。
栄養指導は管理栄養士が担当し、時間は30分程度です。
生活習慣病のかたや、医師が栄養(食事)指導を必要とするかたを対象におこなっています。
糖尿病、腎臓病、高血圧、脂質異常症、肥満症など、さまざまな疾患に対し、管理栄養士が日常生活や食習慣に合わせた内容でお話します。
お気軽に医師にご相談ください。
栄養科のページはこちら

栄養通信を紙でほしいかたへ


「家庭でできる食中毒予防」は、第36号 2019.8.1 栄養通信に掲載されています。
最新版の栄養通信がほしい方は神戸徳洲会病院1階ロビーで