運動しやすい季節がやてきました。もっとも手軽にできる運動といえばウォーキングですね!
ウォーキングは体が温まり、じんわりと汗をかくことで体の調子を整えてくれます。
今回はウォーキングの「タイミング」にスポットをあててご紹介します。

ウォーキングは食前か食後で効果が違う


同じウォーキングでも食事をとるまえにするのと、食事をしたあとにするのでは効果が違います。
食前と食後それぞれの効果をご紹介します。

減量したいかたは食事前の運動を!


食事前の体内は糖質が消費されているためウォーキング時のエネルギー源は体内の脂質です。
脂質を使って運動することで、減量へ繋がります。

ポイント!


糖質が全くない状態では脂質をうまく消費できないため、空腹を感じている場合は、バナナなど手軽に補給できるもので少し糖分を補給してから運動しましょう!

体型を維持したいかたは食後の運動を!


食事前とは違い、たくさんの栄養素が血液中で準備しています。動かなければその栄養素はいつか必要なときのために貯蓄されます。
貯蓄にすべてまわしてしまうと、体重増加に繋がります。

ポイント!


食後30から60分は胃内で食べたものを消化するためにエネルギーを使っているので、食後すぐの運動はやめましょう。

ウォーキングはタイミングが大事


ウォーキングは食前と食後で効果が違います。
減量したいかたは食事前の運動を!体型を維持したいかたは食後の運動を!意識して取り組みましょう!

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この記事を書いた人


神戸徳洲会病院 栄養科
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編集者 岡大徳

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栄養指導は管理栄養士が担当し、時間は30分程度です。
生活習慣病のかたや、医師が栄養(食事)指導を必要とするかたを対象におこなっています。
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「運動と食事 ウォーキングのタイミング」は、第38号 2019.10.8 栄養通信に掲載されています。
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