薬剤師
薬剤師 採用試験案内
薬剤師ナビ パンフレット
募集要項
募集人員 | 薬剤師 3名(2024年4月入職) |
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提出書類 |
履歴書(写真貼付)※メールアドレス必須 (新卒のみ)成績証明書、卒業見込証明書 (既卒)免許証写し |
選考方法 | 書類審査、筆記試験及び面接試験 |
応募締切日 | 随時受付中。まず電話にて担当者までご連絡下さい。 |
選考日時・場所 | 追って連絡、場所は当院 |
就業時間 | 8:30~17:00(交代勤務制あり)、16:30~翌9:00 |
休日休暇 | 年間110日(月8日以上) |
年次有給休暇 3ヶ月3日、6ヶ月7日、最高20日 特別有給休暇 | |
初任給 | 211,400円~(6年制学部卒) ※中途採用の場合、経歴加算あり |
調整手当 | 4,228円〜 |
技師手当 | 15,000円〜 |
職務手当 | 10,000円〜 |
諸手当 | 時間外勤務手当、夜勤手当、住宅手当、家族手当、認定・専門薬剤師手当(一部) 通勤手当(全額※規程による)、その他 |
福利厚生 |
・住宅手当 持ち家の場合 13,000円〜14,500円(規定による) 賃貸の場合 家賃の半額(上限24,000円) ・食事補助制度 昼食250円/1食(職員食堂)など ・医療費還付制度あり(徳洲会グループ病院全て対象)月3,000円を超える診療費は全額支給(本人、両親も可) ・24時間託児所あり ・家族手当(配偶者16,000円、子1人につき5,000円、その他2,000円) |
昇給 | 年1回 |
賞与 | 年2回(7月、12月) |
加入保険 | 健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険、共済制度 |
退職金制度 | 3年以上勤務者に支給 |
定年制 | 有り:60歳 継続雇用制度あり |
職員数 | 職員数435名(薬剤師16名) |
連絡先 |
担当者:薬剤部 大島まで
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備考 | 徳洲会グループ 薬剤師紹介ページ 病院見学も随時受付中 |
薬剤部概要
外来処方箋枚数 | 1日平均 110枚~230枚(院内外含む) |
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入院処方箋枚数 | 1日平均 50枚~130枚 |
点滴本数 | 1日平均 150枚~300本 |
採用医薬品数 | 約1,200品目 |
主な調剤機器 | 散薬監査システム |
自動錠剤分包機 | |
自動散薬分包機 | |
自動薬袋発行機 | |
薬剤情報提供書発行システム | |
水剤管理システム | |
薬品管理システム | |
クリーンルーム(安全キャビネット等) | |
水剤監査システム | |
調剤監査システム |
1日のスケジュール
神戸徳洲会病院は年中無休・24時間オープンの病院です。調剤業務・病棟服薬指導業務・病院内の各セクションへの薬品払い出しなどの通常の薬局業務の他、夕診業務、救急患者への対応のため日曜祝日出勤・当直業務(交代制)などもあります。
8:30 | 薬局朝礼 連絡事項の確認を行います。 週1回、持ち回りでミニカンファレンスを行います。 |
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9:00 | 調剤室担当と病棟担当に分かれて業務を行います。 《調剤室業務》 入院・外来処方監査、調剤、調剤監査、窓口対応などさまざまな業務を行い、忙しい時間です。また点滴調剤も行い、キット製剤以外の高カロリー輸液の処方があれば無菌調製も行います。 《病棟業務》 各病棟最低1名ずつ専任薬剤師を配置しており、病棟に1日中上がり、服薬指導や処方された薬が適切かどうかのチェックを行います。 |
11:30 | お昼休憩 11:30~、12:30~など交代で60分間休憩しています。 |
13:30 | 《調剤室業務》 午前に引き続き調剤業務を行います。新規入院の持参薬の鑑別なども適宜行います。 《病棟業務》 薬剤管理指導を行いながら、患者様の服薬レベルに合わせて配薬するなど、病棟薬品管理も行っています。 |
15:30 | 委員会への参加など 院内にはさまざまな会議・委員会があり、それぞれ担当者を決めています。他職種とのカンファレンスにも積極的に参加します。 |
16:00 | 薬品管理業務 薬品の発注・納品の管理を行います。 |
16:30 | 薬局終礼 月1回程度、症例検討会を行っています。 |
17:00 | 退勤OR夕診対応 交代で夕診対応当番があります。 |
業務内容紹介(中央業務、病棟業務)
(1)調剤業務(内服、注射)
処方は電子カルテで入力された後、これに連動した調剤支援システムにより安全かつ効率的に調剤を行います。2015年11月より院外処方箋を発行していますが、一部の外来患者様に対する院内調剤を行っており、外来患者様の服薬指導も行っています。
(2)薬剤管理指導業務
当院は病棟薬剤業務実施加算を算定しており、各病棟に選任薬剤師を配置しております。入院患者様の最適な薬物治療のために、薬学的視点から治療を支援できるように活動しています。
(3)注射剤無菌調整
クリーンベンチや安全キャビネットを使用し、高カロリー輸液や抗がん剤の調整を行っています。病気などで食事が摂れない患者様に対し、投与される輸液の調整を行っています。細菌や異物による汚染防止のため、無菌的に処理を行っています。
(4)医薬品在庫管理
医薬品の購入、棚卸、各部署の医薬品の定数管理などをコンピューター管理で行っています。病棟、外来に在庫している医薬品に関しては定期的に在庫状況の確認、適切な数量・使用期限などの医薬品管理を行っています。
(5)医薬品情報
日々更新される医薬品の関する情報を素早く収集し、医薬品の適正使用や服薬指導に活用しています。添付文書の改訂、安全性情報などを日々チェックし、必要な情報は医師だけでなく、病院全体へ情報を提供しています。薬局情報として、採用薬情報、副作用情報、安全性情報などを院内へ発信しています。
(6)薬物血中濃度モニタリング
主に抗MRSA薬(バンコマイシン、テイコプラニン、アルベカシン)について血中濃度測定結果をもとに解析を行って、有効性の確保と副作用発現の防止に努めています。測定結果が予測値と異なる場合にはベッドサイドまで行き、患者様の状態を確認し、至適投与量を設定しています。
チーム医療活動紹介
(1)感染制御チーム(ICT)
感染制御チームには医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師等の職種が関わっています。 チームは定期的に病棟をラウンドし、院内の感染対策が適切に行われているか確認し、感染防 止に努めています。また、抗菌薬は適切に使用されないと効果が得られないばかりか、耐性菌を生み出す原因にもなります。特に広域抗菌薬、血液培養陽性患者を対象に抗菌剤が適切に使用されているかどうかを検討し、主治医への処方提案を行っています。
(2)栄養管理サポートチーム(NST)
当院では週1回、栄養状態が悪化している患者さんの回診を行い、主治医に栄養評価の結果、及び栄養管理方針の報告を行っています。構成メンバーは、医師、薬剤師、管理栄養士、看護師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士となっています。
チーム内で、薬剤師は末梢静脈栄養法(Peripheral Parenteral Nutrition:PPN)や中心静脈栄養法(Total Parenteral Nutritio : TPN)をされている患者さんに、投与している熱量・水分量・電解質・アミノ酸製剤等は適切か評価を行い、必要なときは輸液の処方変更の提案を行っています。
(3)褥瘡治療チーム
医師を始め、看護師、管理栄養士、リハビリスタッフと薬剤師でチームを組み、週に1度回診を行い、患者様の状態及び問題点の把握、治療方針の確認を行っています。その中で薬剤師は主に専門性を活かして、薬剤の補充・提案を行い、処置の手伝いを行っています。 また、褥瘡対策委員会にも参加をしており、講師として職員向けの勉強会なども行っています。
(4)リスクマネジメントチーム
院内で発生した薬剤関連のアクシデントやインシデントに対して、リスクマネージャーとして、間違いを繰り返さないように安全管理の一員として活動しています。 また年に2回、各グループ病院が集まり、調剤過誤件数の報告、アクシデント・インシデント・プレアボイド事例の共有を行っています。
(5)透析薬物治療チーム
月に1回、透析室にて外来透析患者に対して服薬指導を行っています。その際、血液検査を確認し、投薬薬剤の治療効果、服薬状況などを確認しています。
(6)糖尿病治療チーム
また、糖尿病患者様の服薬指導や、入院・外来患者様のインスリン自己注射・SMBG(自己血糖測定)指導を行い、糖尿病外来のサポートも行っています。
(7)在宅訪問診療チーム
超高齢化社会を迎え、社会医療ニーズに対応するため、当院薬剤部も居住系施設、自宅で療養している患者様に対して、薬剤師の専門性を生かした良質な医療を提供し、社会的要請に応えれるようチームの一員としてサポートを行っています。
(8)抗菌剤適正使用支援チーム
抗菌剤適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team:AST)は、抗菌剤が効かない細菌(耐性菌)を作らない、あるいは広げないために患者さんへの抗菌剤の使用を適切に管理・支援するための実働部隊です。チーム構成は医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師です。また自分の病院だけでなく、他の病院(地域の病院)との連携も行い、周辺地域の感染症診療・治療の支援も同時に行っています。当院には抗菌化学療法認定薬剤師が在籍しており、感染症診療補助として、業務展開しています。
(9)心肺蘇生チーム
その他にも、抗菌剤適正使用支援チームや心肺蘇生チーム等があります。
各種業務
院内各種委員会活動
薬事委員会
医薬品の採用や廃止の検討、その他医薬品に関連する問題を議論し、院内における医薬品の効率的、かつ適正な薬品管理を行っています。
医療安全委員会
医療安全管理の観点から、医療安全管理マニュアルの作成、院内における医療事故のリスクファクターのスクリーニング、および院内の医療事故事例や全国の医療訴訟事例の情報収集・検討を行っています。
情報管理委員会
主にオーダリングシステムの運用や検討、薬品マスターの管理、処方オーダー画面の作成などを行っています。
褥瘡対策委員会
院内の褥瘡(とこずれ)患者を医療チームで訪問し、患者の状態と問題点の把握、治療方針の確認、運用マニュアルの検討と改訂作業を行っています。
院内感染対策委員会
院内感染を防止するため、マニュアルの作成、啓蒙活動を行っています。また、職員から患者様への感染を防ぐ目的で、職員対象のワクチン接種を企画しています。
教育・研修
(1)薬剤部研修
当院の新人教育は、個々の到達度に合わせて行うことを基本としています。業務上必要な知識や技術の習得だけでなく、個々の興味のある分野に積極的に取り組んでいく環境を整えることを目標としています。 また、1年目・3年目・5年目には、関西のグループ病院と共に研修を行います。自病院の同期だけでなく、他施設の同期の薬剤師とも交流を深めることができ、お互いに刺激を受けることのできる貴重な機会となります。
~研修スケジュール~
院内 | |
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1年目 | 病棟業務を含めた基礎力重視のスケジュール ジェネラリストを目指した研修 |
2年目 | 専門分野のローテーション研修(感染制御、栄養管理など) |
院外:グループ毎の合同研修 | |
1年目 | 集合研修(新人研修) |
3年目 | 集合研修(スモールグループディスカッション、症例検討) |
5年目 | 交換研修(自病院とは別病院での実地研修) |
(2)院内研修
入職時研修では様々な職種合同で座学・実地研修を行います。 例 BLS研修(一次救命)、職種関係なく、病棟での看護体験、薬剤部、検査室などでの研修 また院内全体研修として、感染対策勉強会、褥瘡(床ずれ)勉強会、医療安全が年間通じて行われます。
(3)院内勉強会
当院薬剤部では、週1回のミニカンファレンスと月1回症例検討会を行っています。 ミニカンファレンスでは、日頃の業務の中でのちょっとした疑問点や悩み事を相談する場となっており、先輩方の意見を聞くことができる学びの場となります。 月1回の症例検討会では、薬剤関連プロブレムDrug Related Problems(DRP)の考え方を導入しています。介入した患者様の薬に関する問題点の抽出と解決法を全員で共有・確認しています。
(4)実務実習受け入れ
神戸徳洲会病院では、次世代の薬剤師を育てるため、薬学生の実務実習を受け入れています。11週間の薬学実務実習を「意思のある学び」とし、大学で学んできた知識を臨床の場で活用できるようしっかり理解し、行動できるように指導を行っています。
薬剤部研究会活動
(1)糖尿病研究会
年に1回グループ病院が集まり、新薬の治療法の検討、各病院での糖尿病治療に対する取り組みや症例報告を行っています。他病院と意見を交換することで知識が深まり、自病院での活動に活かすことができます。 また、各病院での糖尿病薬の使用動向調査や、採用している簡易自己血糖測定器の評価も行っています。
(2)中毒研究会
徳洲会病院では、24時間体制の救急医療を基本としているため、多数の急性中毒患者さんが搬送されてきます。その際、薬剤師はチーム医療の一員として、中毒起因物質やその治療法などの情報を医師に提供し、円滑な治療と早期退院を目的に活動しています。 またその症例をもとに、グループ病院内や日本中毒学会での症例報告を行っています。
(3)臨床業務研究会
年に1度、各グループ病院の臨床試験・臨床研究に携わった薬剤師が一同に会し、それぞれの研究内容を報告します。専門知識の向上を図ると共に、自病院での日々の業務に活用することが出来ます。
(4)オンコロジー研究会
当院では抗がん剤治療を実施しており、薬剤部では処方鑑査、安全キャビネットを使用しての抗がん剤の調製を行っています。また、患者様の所に定期的に伺い、副作用の有無、ADLについて聞き取りを行っています。抗がん剤治療の継続に影響を与える副作用を見つけた場合は、主治医に副作用軽減のための薬剤の処方提案を行い、患者様が抗がん剤治療を安心して継続していただけるようにサポートしています。 また、院内での症例報告や採用している薬剤の評価も行っています。
(5)褥瘡研究会
グループ病院が集まり、病院ごとに褥瘡患者の発生率、褥瘡に関する活動、論文発表への取り組みや、症例報告を行っています。自身のレベルアップにもつながり、意見を交換し合うことで知識の共有が可能となり、自病院での褥瘡の活動に活かすことができています。
先輩の声
病棟で直接患者さまを支えていけることが、当院で働く醍醐味。
私が薬剤師として病院勤務を選んだきっかけは、学生時代の病院実習です。病院では薬剤師だけでは、医師などの他職種のスタッフが連携しながら患者に向き合っているところを目の当たりにして強く感銘を受け、病院で働こうと思いました。 当院の入職を決めた理由は、みんなが協力し合い、早期の段階からいろんなことにチャレンジできると伺ったことです。私にとって理想的な職場だと思いました。 私は、薬学的知識や介入できることが徐々に増えてきていると実感する毎日を送っています。カンファレンスへの積極的な参加や、時には処方提案なども行えるようになりました。 病棟では患者さまのベッドサイドに行き、お薬の効果や副作用の確認を毎日行っています。入院から退院まで患者さまを継続的にフォローし、深く関わっていけることが当院の大きな特徴です。
抗菌薬の専門家となり、将来は認定薬剤師へ。
自分に合ったキャリアを目指せる自由な風土が魅力。
私は4年目ですので、疑問や分からないことはたくさんありますし、当然、勉強しても解決できないこともあります。しかし、当院の薬剤部は定期的にカンファレンスを行っており、疑問などを発信できる機会があります。 疑問に対して、いろんな先輩からさまざまな視点でアドバイスをもらえるので勉強になりますし、若手のチャレンジを受け止めてくれます。毎日知識が増え、自分の成長を感じられる職場で働けるのはとても嬉しいです。 私は今、抗菌薬の分野に興味を持っています。その理由は、抗菌薬は治療上で役に立つことも多く、病院内で抗菌薬の専門家は絶対に必要だと思うからです。 まずは医師や病院全体から頼られる薬剤師となり、将来的には認定薬剤師の資格を取得し、活躍の場を広げていきたいです!
応援業務
徳洲会グループは、全国各地に施設を整え、質の高い医療の提供を目指しています。 特に離島や僻地においてもこの姿勢は変わらず、すべての患者様が充実した医療行為を受けられるよう、スタッフを揃えてがんばっています。 そこで、彼らのお手伝いをするため、私たちが離島・僻地病院の薬局に出張し、業務の応援を行っています。 応援期間は、1人の薬剤師で通常1~2ヶ月間。業務の内容は、神戸での薬剤師の仕事と基本同じですが、人数的な問題により服薬指導等が行えてない病院もあ ります。 応援先の病院では、私たち応援者に生活環境を準備し、温かく迎えてくれます。休日には海に遊びに行ったり(スキューバダイビングなども)、ドライブに出かけたり、温泉めぐりをしたり、山登りをしたり、スキーをしたり・・・応援に行く土地や季節によって様々ですが、神戸とは一味違った遊びを楽しむこ とが出来ます。 趣味を増やして帰ってくる応援者も少なくありません。 また、では真っ白な砂浜のビーチ、その土地でしか味わえない食物の他、素敵な出会いが待っているかもしれませんよ。 慣れない環境での仕事には、不安もあるかもしれません。でも、それ以上に、薬剤師として得られる経験も大きいと思います。
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