総合内科のご案内
当科では徳洲会の理念のとおり、24時間いつでも診察、治療をできる体制をつくっています。病院として、とくに夜間でも救急疾患に対応して、CT、MRI、血管造影、カテーテル検査などの検査をおこない投薬、カテーテル治療、手術などに対応しています。内科の対象となる疾患は、あらゆる内科疾患で、内科に含まれる総合診療科では、一部の外科、婦人科、小児科の疾患も取り扱います。
患者様さらにはご家族のお話をよく聞き、丁寧に診察させて頂きます。 内科系以外の専門の科目への橋渡し、また内科疾患でも必要時にはより上位の病院への橋渡しの役割をいたします。
対象疾患、診療内容
内科では一般内科として、あらゆる内科疾患をカバーしています。下記のような専門的領域の疾患も取り扱います。
総合診療科
総合内科は一般の方にはまだ認識がされていない専門科ではありますが、諸外国では確立された分野であり、医学が専門分化されすぎた昨今ではその必要性が高まっています。特に外来や救急などで診断がついていない状況や、専門医不足を含めた医師不足の地域では、さらに重要性は高まると考えています。 また、平成29年度から開始される新専門医制度では“総合診療専門医”が第19番目の基本領域の専門医として認められています。
呼吸器内科
- 対象疾患
- 肺感染症(肺炎)、COPD(肺気腫、慢性呼吸不全)、気胸、気管支喘息、間質性胸部悪性腫瘍 肺結核
- 診療内容
- 気管支鏡、、CT下肺生検、睡眠時無呼吸症候群(終夜PSAによる診断)、胸腔ドレナージ、血痰に対する気管支動静脈塞栓術、気胸に対する胸腔鏡手術、胸部良性疾患の外科治療、胸部悪性疾患の抗がん剤治療、外科治療、緩和ケア、胸部悪性疾患の抗がん剤治療、外科治療、緩和ケア
思春期より超高齢者までの呼吸器疾患とその周辺疾患も含めて診療を行っています。 救急疾患から慢性疾患まで、集中治療から在宅医療までを守備範囲として、病歴、身体所見を大事にしながら、診療を行っています。
消化器内科
- 対象疾患
- 上下消化管、肝臓、胆のう、膵臓疾患 悪性腫瘍 その他の疾患
- 診療内容
- 内視鏡(上部下部)、肝、胆、膵、ERCPなど、血管内治療(IVR)、生検、穿刺ドレナージなど各種診断、腹部関連癌にたいする、抗がん剤治療、その他のあらゆる診断治療など
内視鏡検査
当院内視鏡室では、上部、および下部消化管内視鏡、肝臓胆のう系の内視鏡をおこないます。
上部消化管検査では、数多くの症例で鎮静剤を使用し、苦痛のより少ない検査を目指しています。又、色素内視鏡やNBI(狭帯域観察)を使用し、早期癌の発見に努めていきます。
腺種性病変や早期癌に対しては、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を積極的に行っています。 上部消化管出血止血術、その他食道・胃静脈瘤硬化療法、異物除去、狭窄部バルーン拡張や閉塞に対するステント留置、その他、胃ろう造設(PEG)など各種治療を行っています。
下部消化管内視鏡検査では、止血術、大腸腺種性病変に対しては、色素内視鏡、拡大内視鏡で診断を行い、検査中にポリープが見つかれば、その場でポリペクトミー、EMRを施行してポリープ切除を行っています。一括切除できない病変に対しては、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行っています。
胆・膵系では、閉塞性黄疸や化膿性胆管炎などに対し、ERCPなどを安全に施行しています。
腎臓内科
- 対象疾患
- 腎疾患(血液透析、血管アクセス、透析)
血液内科
- 対象疾患
- 血液疾患(白血病、MDS、貧血症)
在宅医療
在宅医療は、当院地域医療部と協力し、在宅人工呼吸、在宅IVH、在宅酸素療法等高度な在宅医療の経験も豊富です。