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薬剤部

薬剤部のご紹介

「薬剤師として、また一人の医療者として出来ることは何か」

薬剤部責任者 大島 良康

薬剤部責任者<br />
大島 良康

薬剤部責任者
大島 良康

近年、医療の高度化に伴い医療ニーズが多様化しています。我々、病院に勤務する薬剤師の業務においても高度化かつ専門性が高い業務が増加しており、今までの薬剤師の業務は大きな変化を求められています。

外来業務、病棟業務はもちろん、他の専門職の職員とチームを組み、より患者さんに近いところでの活躍が求められるようになってきました。「薬の適正な使用」や「薬の安全管理」が薬剤師の仕事としての
根幹にあることは変わりませんが、薬剤師のより積極的な薬物療法への関与が重要になってまいります。

画一化された薬物療法ではなく、個別最適化された薬物療法が求められるようになってきており、そのニーズに当院薬剤師が十分に応えることが質の高い、また安全な薬物療法を提供できることに繋がります。
我々は薬剤師として、同時に医療者としてできることを常に考え続け、患者さんに寄り添う医療を提供することを目指します。

また教育機関として、薬学生の実習(早期臨床体験、実務実習)を受け入れ、未来の薬剤師を養成することにも尽力してまいります。

スタッフ紹介・体制

現在、薬剤師18名、助手2名で構成されています。(2022年4月現在)
医薬品の適正使用および適正管理を通じて、医療の質と安全の向上の一役を担うとともに薬の専門家として、チーム医療に参画しています。薬剤師として出来ることは何かを考え、日々業務に従事しています。

指導・専門・認定薬剤師など

日本薬剤師
研修センター
研修認定薬剤師1名
認定実務実習指導薬剤師2名
日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師1名
日病薬病院薬学認定薬剤師4名
日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師1名
日本病院学会感染制御スタッフ1名
日本在宅薬学会バイタルサインインストラクター1名
日本麻酔科学会周術期管理チーム認定薬剤師1名
日本災害医学会PhDLSプロバイダー2名
American Heart AssociationBLSプロバイダー4名
ACLSプロバイダー2名
ACLS-EPプロバイダー1名
Society of Critical Care MedicineFCCSプロバイダー1名
特定非営利活動法人TMATTMAT隊員3名
日本アカデミックディテーリング研究会日本アカデミックディテーリング認定薬剤師1名
全日本病院協会全日本病院医療支援班隊員1名
日本麻酔科学会術後疼痛管理研修修了者1名
日本臨床栄養代謝学会臨床実地修練研修修了者1名
日本栄養治療学会栄養サポートチーム専門療法士1名

(2024年6月時点)

業績

学会・研究会発表大島良康、神田桂子、佐野真澄、兼平智子、西部育民、谷本真同香、当院膠原病外来における生物学的製剤導入の体制の整備、第2回兵庫リウマチチーム医療研究会、2010年12月
大島良康、梶麻衣子、宮森勇昌、水口洋平、河井麻衣、佐々木麻里、川淵久美子、神田桂子、AUDを用いた抗菌剤適正使用の検討 第21回日本医療薬学会、2011年10月
大島良康、当院免疫介入センターにおける薬剤師の役割、西神戸リウマチ研究会、2011年10月
大島良康、江原重幸、吉崎和幸、抗リウマチ薬における薬学的管理のポイント、第3回兵庫リウマチチーム医療研究会、2011年5月
大島良康、NHCAPガイドラインから考える抗菌化学療法~当院ガイドラインの作成~、第29回日本環境感染学会総会、2014年2月
大島良康、院内肺炎における緑膿菌感染リスク因子の検討、第63回日本化学療法学会総会、2015年6月
大島良康、大坪道明、大藤一美、クラスター病棟においてADL低下がCOVID-19感染リスクに与える影響の検討、第37回日本環境感染学会総会学術集会、2022年6月、横浜
講演大島良康、胆道感染症~TokyoGuidelines 2013について~、第10回東播抗菌化学療法セミナー、2014年8月
大島良康、感染症は現場で起きている~患者情報から始める感染症マネジメント~、第15回東播抗菌化学療法セミナー、2015年11月
論文村尾奈苗、中上俊、永沼智至他、NST症例におけるCRP/Alb比の変化と予後予測に関する研究、栄養ー評価と治療Vol.32 No.1:28-30、2015年2月
Yoshiyasu Oshima(共著) Safety and harms of bronchoalveolar lavage for acute respiratory failure: A systematic review and meta-analysis.Respiratory Investigation.Volume 60. Issue 1. January 2022. Pages 68-81

業務内容紹介(中央業務、病棟業務)

(1)調剤業務(内服、注射)

処方は電子カルテで入力された後、これに連動した調剤支援システムにより安全かつ効率的に調剤を行います。2015年11月より院外処方箋を発行していますが、一部の外来患者様に対する院内調剤を行っており、外来患者様の服薬指導も行っています。

(2)薬剤管理指導業務

当院は病棟薬剤業務実施加算を算定しており、各病棟に専任薬剤師を配置しております。入院患者様の最適な薬物治療のために、薬学的視点から治療を支援できるように活動しています。

(3)注射剤無菌調整

クリーンベンチや安全キャビネットを使用し、高カロリー輸液や抗がん剤の調整を行っています。病気などで食事が摂れない患者様に対し、投与される輸液の調整を行っています。細菌や異物による汚染防止のため、無菌的に処理を行っています。

(4)医薬品在庫管理

医薬品の購入、棚卸、各部署の医薬品の定数管理などをコンピューター管理で行っています。病棟、外来に在庫している医薬品に関しては定期的に在庫状況の確認、適切な数量・使用期限などの医薬品管理を行っています。

(5)医薬品情報

日々更新される医薬品の関する情報を素早く収集し、医薬品の適正使用や服薬指導に活用しています。添付文書の改訂、安全性情報などを日々チェックし、必要な情報は医師だけでなく、病院全体へ情報を提供しています。薬局情報として、採用薬情報、副作用情報、安全性情報などを院内へ発信しています。

(6)薬物血中濃度モニタリング

主に抗MRSA薬(バンコマイシン、テイコプラニン、アルベカシン)について血中濃度測定結果をもとに解析を行って、有効性の確保と副作用発現の防止に努めています。測定結果が予測値と異なる場合にはベッドサイドまで行き、患者様の状態を確認し、至適投与量を設定しています。

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