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2016年9月19日 スタッフブログ
夏の暑さが落ち着き、気持ちの良い季節となりました。
秋になると、たくさんの”秋の味覚”が収穫されますね。
今回は秋の食材に多い「食物繊維」について紹介します。
食物繊維は、かつての栄養学では、身体の構成成分やエネルギー源にならない不要な成分だとされていました。
しかし、現代では「人の消化酵素で消化されない食品中の難消化性成分の総体」と定義されるようになり、新たな栄養素として重要視されるようになりました。
主に野菜や海藻、きのこなどの細胞壁を構成する成分に含まれています。
日本人の食事摂取基準(2015年版)では、男性20g以上、女性18g以上が目標とされています。
しかし、どの年代も不足しているのが現状です。
食物繊維の体内での働きは大きく5つあります。
1.排便を促し、病気を予防
2.血糖値の急激な上昇を防ぐ
3.コレステロールの吸収を抑制する
4.生活習慣病(糖尿病や脂質異常症など)の予防
5.肥満を防ぐ
食物繊維は体内で病気や、肥満などを防ぐ働きをしてくれています。
食物繊維の食事摂取基準を参考にして、意識的に食物繊維を摂ることで元気なからだづくりをしていきましょう
秋の食材”きのこ”について
秋に旬をむかえるきのこの健康効果や種類と特徴を紹介しています。
旬の食材で栄養補給
秋が旬のさんま、きのこ、梨の栄養素と効果を紹介しています。
神戸徳洲会病院 栄養科
食事の観点からいろんな情報を提供していきます。
編集者 岡大徳
外来、入院ともに医師の指示にもとづき、個別に栄養指導をおこなっています。
栄養指導は管理栄養士が担当し、時間は30分程度です。
生活習慣病のかたや、医師が栄養(食事)指導を必要とするかたを対象におこなっています。
糖尿病、腎臓病、高血圧、脂質異常症、肥満症など、さまざまな疾患に対し、管理栄養士が日常生活や食習慣に合わせた内容でお話します。
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「食欲の秋 ~食物繊維を摂ろう~」は、第3号 2016.9.19 栄養通信に掲載されています。
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