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2016年10月19日 スタッフブログ
貧血の多くは「鉄欠乏性貧血」です。偏食や欠食により栄養バランスが崩れると鉄分も不足します。
貧血予防の重要なポイントは「鉄分、タンパク質、ビタミンC」の摂取です。
今回は、貧血を予防する食事を紹介します。
貧血を予防するには、まず鉄分を知りましょう。
鉄分はヘム鉄と非ヘム鉄の2種類に分けられます。
ヘム鉄は「獣肉類」や「内蔵およびレバー製品」、「魚類」に含まれています。吸収率は15から25%と高く、効率的に鉄分を摂ることができます。
非ヘム鉄は「卵類」や「貝類」、「豆類」などに含まれています。吸収率は2から5%と低く、非ヘム鉄だけでは鉄分の消化吸収が難しいです。
非ヘム鉄は動物性タンパク質とビタミンCと一緒に摂ることで吸収が良くなります。
「ヘム鉄」だけでは、栄養のバランスが偏ってしまいます。
そのため、「非ヘム鉄」や動物性タンパク質とビタミンCも一緒に摂る必要があります。
栄養のバランスを考えた一日の目安を紹介します。
からだをつくる主成分であるタンパク質は、血液をつくる材料でもあります。
日々の献立の主菜に肉や魚、卵、大豆製品などを十分に摂取しましょう。
ビタミンCは野菜や果物に多く含まれ、非ヘム鉄の吸収を助けてくれます。
ビタミンCだけでなくビタミンB群、葉酸なども貧血予防の大切な栄養素です。
いろんな食品をバランス良く摂るようにしましょう。
貧血予防は、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」と動物性タンパク質やビタミンCを一緒に摂ることが大事です。
他にも、ビタミンB群や葉酸なども貧血予防には大切な栄養素です。
栄養のバランスを考えながら貧血を予防しましょう!
バランスの良い朝食を食べましょう!
赤・黄・緑の食品を取り入れたバランスの良い朝食を紹介しています。
神戸徳洲会病院 栄養科
食事の観点からいろんな情報を提供していきます。
編集者 岡大徳
外来、入院ともに医師の指示にもとづき、個別に栄養指導をおこなっています。
栄養指導は管理栄養士が担当し、時間は30分程度です。
生活習慣病のかたや、医師が栄養(食事)指導を必要とするかたを対象におこなっています。
糖尿病、腎臓病、高血圧、脂質異常症、肥満症など、さまざまな疾患に対し、管理栄養士が日常生活や食習慣に合わせた内容でお話します。
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「貧血予防は食事から」は、第4号 2016.10.19 栄養通信に掲載されています。
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